
デザインレビュー会議に特化した議事録の書き方を解説。フィードバックの4段階分類、ビジュアル記録テクニック、Figma・Notion連携、フォローアップの進め方まで、デザイン改善サイクルを回すための実践ガイドです。
デザインレビュー会議は、UIデザイン、建築設計、製品設計など、ビジュアルな成果物を検討するために行われます。 通常の議事録とは異なり、視覚的なフィードバックや修正指示を 正確に記録する工夫が必要です。
この記事では、デザインレビュー会議に特化した議事録の書き方を、記録のフレームワーク・フィードバックの整理術・ツール活用まで解説します。
デザインレビューに議事録が重要な理由
デザインレビューでは、参加者それぞれが異なる視点でフィードバックを出します。 議事録がないと、「あの時どんな修正指示だったか」が曖昧になり、 手戻りや認識のズレが発生します。
また、デザインの意思決定プロセスを記録しておくことで、 後から「なぜこのデザインになったのか」を振り返れる資産にもなります。
デザインレビュー議事録の難しさ
- 言語化しにくい:「もう少し柔らかい印象に」など抽象的なフィードバックが多い
- 視覚情報への依存:テキストだけでは伝わらない指摘がある
- 複数バージョンの管理:A案・B案の比較検討を整理する必要がある
- 優先度の判断:好みの意見と本質的な改善点の区別が必要
議事録の構成テンプレート
- レビュー対象
何をレビューしたか(画面名、ページ、コンポーネント名など)とバージョン情報 - 参加者と役割
デザイナー、エンジニア、PdM、クライアントなど、誰がどの立場で参加したか - 全体評価
方向性はOKか、大幅な修正が必要か、承認/差し戻しの判定 - フィードバック一覧
指摘箇所・内容・優先度・担当者を一覧化 - 決定事項
A案/B案のどちらを採用したか、デザイン方針の決定など - 次のステップ
修正期限、次回レビュー日、プロトタイプ作成予定など
フィードバックの記録・分類法
レビューで出たフィードバックは、以下の4カテゴリに分類すると整理しやすくなります。
①Must(必須修正)
ユーザビリティの問題、ブランドガイドライン違反、アクセシビリティの不備など、リリース前に必ず修正すべき項目。
②Should(推奨修正)
UXの改善提案、情報設計の見直しなど、対応した方がよいが、スケジュールとの兼ね合いで判断する項目。
③Could(検討事項)
「こうした方がもっと良くなるかも」というアイデアレベルの提案。 次のイテレーションで検討する候補としてストックする。
④Noted(記録のみ)
個人の好みに基づく意見や、現時点では対応不要だが記録しておきたい指摘。
ビジュアルの記録テクニック
デザインレビューの議事録は、テキストだけでは不十分です。 以下のテクニックを活用しましょう。
- スクリーンショット+注釈: 指摘箇所に番号付きの吹き出しを入れ、議事録の番号と対応させる
- Figmaのコメント機能: デザインファイル上に直接コメントを残し、議事録からリンクする
- ビフォーアフター比較: 修正前と修正後を並べて記録し、変更の意図を明確にする
- 録画の活用: レビュー会議を録画し、重要な議論のタイムスタンプを議事録に記載
おすすめツールと連携
- Figma + FigJam: デザインレビューとフィードバック記録を同じ環境で完結
- Notion: データベース形式でフィードバックを管理し、ステータス追跡が可能
- Linear / Jira: フィードバックをチケット化し、開発タスクと連携
- Loom: 非同期レビューの録画に最適。口頭の説明とビジュアルを同時に記録
効率的なワークフロー
「Figmaでレビュー → Notionに議事録 → Linearにチケット化」のように、情報の流れを一方向に設計すると、抜け漏れが防げます。
フォローアップの進め方
- 議事録配信後、24時間以内にフィードバックをタスク管理ツールに登録
- Mustの修正は次のスプリントに必ず入れる
- 修正完了後、議事録のステータスを更新(対応済み/未対応を明記)
- 次回レビュー時に前回の未対応フィードバックを確認してから開始
まとめ
デザインレビューの議事録は、ビジュアル×テキストで記録することが成功のカギです。
- レビュー対象・バージョン・参加者を明記する
- フィードバックをMust/Should/Could/Notedの4段階で分類する
- スクリーンショットやFigmaコメントでビジュアルを記録する
- フィードバックをタスク管理ツールに連携する
- 次回レビューで前回の未対応を確認するサイクルを回す
まずはテンプレートを用意して、次回のデザインレビューから実践してみましょう。
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