サステナビリティ推進会議の議事録の書き方|ESG・SDGs取組の決定事項を記録するテンプレート

サステナビリティ推進会議の議事録作成方法を徹底解説。ESG経営、SDGs目標進捗、環境施策の記録、ステークホルダー報告の文書化まで、サステナビリティ会議の議事録テンプレートと実践ガイドです。
カーボンニュートラル、ESG経営、サプライチェーンの人権デューデリジェンス—— 企業のサステナビリティへの取り組みは、もはや「あれば良い」ではなく「なければ選ばれない」時代です。サステナビリティ推進会議は、これらの課題に組織横断で取り組むための中核的な意思決定の場です。
しかし、サステナビリティ推進会議はテーマが多岐にわたり、定性的な議論も多いため、 議事録の作成が難しい会議の一つです。 この記事では、サステナビリティ推進会議の議事録を正確かつ実用的に作成する方法を、 テンプレート、記載のポイント、管理方法まで解説します。
サステナビリティ推進会議とは?議事録が重要な理由
サステナビリティ推進会議の目的
サステナビリティ推進会議は、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)に関する 企業の方針・目標・施策を策定・進捗管理するための会議です。 CO2排出削減目標の設定、サプライチェーン管理、ダイバーシティ推進、 情報開示(統合報告書・サステナビリティレポート)の方針決定など、幅広いテーマを扱います。
議事録が重要な3つの理由
- 情報開示の根拠: 統合報告書やサステナビリティレポートに記載する取り組みの意思決定プロセスを証跡として残す
- ステークホルダーへの説明責任: 投資家・取引先からの問い合わせに対し、具体的な議論経緯を示せる
- PDCAの推進: KPI進捗・課題・改善策を記録し、次回会議でのフォローアップに活かす
会議で扱う主なテーマと議事録の書き分け
1. 環境(Environment)
CO2排出量削減、再生可能エネルギー導入、廃棄物削減、水資源管理など。 議事録には数値目標(Scope 1/2/3排出量など)と進捗実績を必ず記載します。
2. 社会(Social)
ダイバーシティ&インクルージョン、人権デューデリジェンス、労働安全衛生、地域貢献など。 議事録には施策の対象範囲・実施状況・従業員エンゲージメント調査結果を記載します。
3. ガバナンス(Governance)
取締役会への報告体制、リスク管理、コンプライアンス、情報開示方針など。 議事録には決定された体制変更・方針・承認事項を明確に記載します。
4. 情報開示・レポーティング
GRI、ISSB、TCFD、TNFDなどの開示フレームワークへの対応方針。 議事録には対応するフレームワーク・開示項目・スケジュールを記載します。
議事録に必要な記載項目
基本情報
- 会議名・開催日時・場所
- 出席者(役職・担当領域を明記。外部アドバイザーの参加有無も)
- 議長・書記
サステナビリティ会議固有の記載項目
- KPI進捗報告(CO2排出量、再エネ比率、女性管理職比率など)
- 目標に対する達成率と差異分析
- 各施策の進捗状況と課題
- 外部環境の変化(規制動向・業界トレンド・ステークホルダーの要請)
- 決定事項と承認者
- アクションアイテム(担当者・期限)
- 情報開示への反映方針
- 次回会議の予定・議題
議事録作成の5つのポイント
ポイント①: KPIは数値で記録する
「CO2削減が進んでいる」ではなく「Scope 1+2排出量: 前年比12%削減(目標15%)、達成率80%」のように、 すべてのKPIを具体的な数値で記録します。
ポイント②: 外部フレームワークとの対応を明記する
議論内容がGRI、ISSB、TCFDなどのどのフレームワークに関連するかを明記しておくと、 情報開示資料の作成時に議事録を参照しやすくなります。
ポイント③: 定性的な議論も構造化して記録する
サステナビリティ会議は「どうあるべきか」という定性的な議論も多くなります。「論点 → 各意見 → 結論」の構造で記録し、議論の経緯を追跡可能にしましょう。
ポイント④: ステークホルダーの要請を記録する
投資家・取引先・NGOなどからの要請・問い合わせ内容とそれに対する対応方針を 議事録に記録しておくと、説明責任を果たす際の根拠になります。
ポイント⑤: 開示資料との整合性を意識する
議事録の記載内容が統合報告書やサステナビリティレポートと矛盾しないよう、 開示担当者と連携して記録内容を確認しましょう。
サステナビリティ推進会議の議事録テンプレート
■ サステナビリティ推進会議 議事録
【会議名】第○回 サステナビリティ推進委員会
【日時】2026年○月○日(○)10:00〜12:00
【場所】本社 大会議室 + Teams
【出席者】CSO(議長)、環境管理部長、人事部長、IR担当、各事業部サステナビリティ推進担当、外部アドバイザー
【書記】○○
■ 議題1: 環境KPI進捗報告(2025年度Q3)
・Scope 1+2排出量: 前年同期比▲12%(目標▲15%)→ 達成率80%
・再エネ導入率: 35%(目標40%)→ 太陽光パネル追加設置を検討
・廃棄物リサイクル率: 82%(目標85%)→ 包装材の見直しで改善見込み
■ 議題2: サプライチェーン人権DD進捗
・Tier 1サプライヤー調査: 完了率90%(残り15社は来月完了予定)
・高リスク判定: 3社 → 改善計画を要請済み、フォローアップ面談を3月実施
■ 議題3: ISSB対応方針
・2026年度よりIFRS S1/S2に準拠した開示を実施する方針を承認
・開示準備スケジュール: 4月〜データ収集、7月〜ドラフト作成、10月〜監査対応
■ 決定事項
1. 太陽光パネル追加設置の予算申請(期限: 4月末、担当: 環境管理部)
2. ISSB対応プロジェクトチーム発足(リーダー: IR担当○○氏)
3. 高リスクサプライヤーへのフォローアップ面談実施(3月中、担当: 調達部)
■ 次回会議
2026年○月○日(○)10:00〜 / 議題: Q4 KPIレビュー、ISSB対応進捗
議事録の管理と開示活用
1. 統合報告書・サステナビリティレポートへの活用
議事録に記録されたKPI進捗・決定事項は、情報開示資料の根拠データとして活用できます。 議事録と開示資料を紐付けて管理することで、開示内容の正確性を担保しましょう。
2. 取締役会への報告資料として
サステナビリティ推進会議の議事録要約を取締役会への報告資料として活用すれば、 ガバナンス体制の強化にもつながります。
3. 投資家・格付機関への対応
ESG格付機関からの質問票への回答や、投資家との対話において、議事録は取り組みの実効性を示す証跡になります。
AI議事録ツールで会議記録を効率化
専門用語の正確な認識
AI議事録ツールを活用すれば、Scope 1/2/3、TCFD、ISSB、マテリアリティなどの 専門用語を正確に認識し、議事録に反映できます。
KPI数値の自動抽出
会議中に報告されるKPI数値をAIが自動で抽出・表形式に整理。 前回会議との比較も自動生成でき、進捗管理の手間が大幅に削減されます。
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