
営業報告書の書き方とテンプレートを徹底解説。日報・週報・案件報告の必須記載項目7つ、上司に伝わる書き方5つのコツ、シーン別テンプレートの使い分け、SFA/CRM連携による効率化まで、営業成果を最大化する報告書の実践ガイドです。
営業活動の成果を正確に報告し、チーム全体で共有するために欠かせない営業報告書。 しかし「何を書けばいいかわからない」「毎回フォーマットがバラバラで読みにくい」と悩む営業担当者は少なくありません。 本記事では、営業報告書の基本構成からすぐに使えるテンプレート、 上司が評価しやすい書き方のコツまで実践的に解説します。
1. 営業報告書とは?目的と重要性
営業報告書の役割
営業報告書とは、営業担当者が日々の営業活動の内容・成果・課題を上司やチームに報告するための書類です。 日報・週報・月報・案件報告など、頻度や目的に応じて複数の種類があります。

営業報告書を適切に作成・共有することで、以下のメリットが得られます。
- 営業活動の可視化:誰が何をしているかチーム全体で把握できる
- PDCAサイクルの促進:成果と課題を振り返り、次のアクションにつなげる
- ナレッジの蓄積:成功事例・失注理由などが組織の財産として残る
- 上司のマネジメント支援:適切なタイミングでフォロー・アドバイスができる
営業報告書がない組織のリスク
営業報告書を書かない、あるいは形骸化している組織では、「案件の進捗がブラックボックス化する」「失注の原因が分析できない」「退職時に顧客情報が引き継がれない」といった問題が発生します。営業報告書は個人のためだけでなく、組織の営業力を底上げする基盤なのです。
2. 営業報告書に必須の記載項目7つ
営業報告書に盛り込むべき基本項目を以下にまとめます。 これらを網羅することで、上司が状況を正確に把握できる報告書になります。
① 報告日・報告者
報告書の作成日と報告者名を記載します。チーム内で複数の報告書が飛び交うため、いつ・誰が書いたかが一目でわかることが重要です。
② 訪問先・商談相手
訪問先の企業名、担当者名、部署、役職を記載します。CRMと連携している場合は顧客IDも記載しておくと、後から検索しやすくなります。
③ 商談内容・提案内容
何を提案したか、先方の反応はどうだったかを具体的に記載します。 「製品Aを提案した」だけでなく、「〇〇の課題に対して製品Aの△△機能を提案。先方は価格面で検討中」のように、課題→提案→反応の流れで書くと伝わりやすくなります。
④ 商談結果・進捗状況
受注・失注・継続検討・見積依頼など、商談のステータスを明記します。 パイプライン管理と連動させることで、チーム全体の案件状況が把握できます。
⑤ 次回アクション
「次に何をするか」を具体的に書くことが、営業報告書で最も重要なポイントです。 「来週フォローする」ではなく、「3/5に見積書を送付し、3/8にフォローコール」と日付・内容を明記します。
⑥ 受注見込み・金額
案件の受注確度(A/B/C)と見込み金額を記載します。売上予測の精度を上げるための重要データとなるため、営業担当者の感覚ではなく、 客観的な根拠(決裁者の了承済み、予算確保済みなど)に基づいて判断します。
⑦ 所感・気づき
数値やファクトだけでは伝わらない現場の温度感を記載します。

3. すぐに使える営業報告書テンプレート
日報テンプレート
日々の営業活動を簡潔に報告するためのテンプレートです。1件あたり5分以内で記入できるシンプルさを重視しています。
- 報告日:2026年○月○日
- 報告者:(氏名)
- 本日の訪問件数:○件
- 商談詳細(件ごとに記載):訪問先 / 担当者 / 内容 / 結果 / 次回アクション
- 明日の予定:(訪問先・タスク)
- 所感:(自由記述)
週報テンプレート
1週間の活動を振り返り、成果と課題を整理するためのテンプレートです。
- 報告期間:○月○日〜○月○日
- 今週の目標:(KPI・アクション目標)
- 今週の実績:訪問○件 / 提案○件 / 受注○件 / 売上○万円
- 主要商談の進捗:(案件ごとにステータスと次回アクション)
- 課題・ボトルネック:(対策案も記載)
- 来週の予定・目標:(具体的アクション)
案件報告テンプレート
重要案件の進捗を詳細に報告するためのテンプレートです。受注確度の高い案件や大型案件に使用します。
- 案件名:(顧客名+案件概要)
- 受注見込み金額:○万円
- 受注確度:A / B / C
- 決裁者:(役職・氏名)
- 競合状況:(競合他社・優位点・懸念点)
- 商談経緯:(時系列で記載)
- 次回アクション:(日付・内容)
- 支援依頼:(上司・他部門への依頼事項)
4. 上司に伝わる営業報告書の書き方5つのコツ
コツ①|結論ファーストで書く
上司が最も知りたいのは「結局どうなったのか」です。 商談の背景から時系列で書くのではなく、結果→理由→次のアクションの順番で記載しましょう。 「受注」「失注」「継続検討」を冒頭に明記するだけで、格段に読みやすくなります。
コツ②|数字を入れる
「多くの企業を訪問した」ではなく「5社訪問し、うち2社から見積依頼を獲得」と 具体的な数字で書きます。数字があると成果が客観的に伝わり、報告書としての信頼性が高まります。
コツ③|ネクストアクションを必ず書く
報告書が「記録」で終わらないように、次に何をするかを必ず記載します。 上司はネクストアクションを見てフォローの要否を判断するため、 日付と具体的な行動を書くことが重要です。
コツ④|失注・課題も正直に書く
営業報告書は成果だけを書く場ではありません。失注の原因や課題を正直に記載することで、 上司からのアドバイスやチームでの改善につながります。 「うまくいかなかった理由」を分析する習慣が、営業力の向上に直結します。
コツ⑤|テンプレートを統一する
チーム内でフォーマットを統一することで、報告書の作成時間が短縮され、 読む側も比較しやすくなります。SFA(営業支援システム)のフォームを活用すると、 入力項目が標準化されるだけでなく、データとして蓄積・分析もできます。
5. シーン別テンプレートの使い分け
新規開拓営業
新規開拓ではアプローチ数と反応率を重視します。 テレアポの架電数、メールの開封率、アポイント獲得率などを定量的に記録し、 ファネルの各段階の歩留まりを把握できるテンプレートが有効です。
ルート営業(既存顧客フォロー)
ルート営業では顧客の変化や追加ニーズに注目します。 前回訪問時からの変化(担当者交代、予算状況、新しい課題)を中心に記録し、 アップセル・クロスセルの機会を見逃さないテンプレートが効果的です。
展示会・イベント報告
展示会では名刺交換数・ブース来場者数・具体的な引き合い件数を中心に記録します。 イベント終了後のフォローアクション(お礼メール送信、アポイント打診)の 進捗管理もテンプレートに組み込むと、リードの取りこぼしを防げます。
6. 営業報告書のデジタル化・効率化
SFA/CRMとの連携
Salesforce、HubSpot、kintoneなどのSFA/CRMツールを使えば、 営業報告書の入力と顧客データの管理を一元化できます。 商談の内容を入力すると自動的にレポートが生成されるため、 報告書作成にかかる時間を大幅に削減できます。
AI要約ツールの活用
商談の録音データをAI文字起こしツールで要約し、報告書に転記する方法も普及しています。録音→AI要約→テンプレートに貼り付けのフローにすることで、 記憶に頼らない正確な報告書が短時間で完成します。
モバイル入力の推進
外出が多い営業担当者にとって、スマートフォンから報告書を入力できる環境は必須です。 移動中や商談直後にその場で入力できれば、記憶が新鮮なうちに正確な情報を記録でき、 「帰社後にまとめて書く」という非効率な作業がなくなります。
7. まとめ
営業報告書は、営業活動を可視化し、チーム全体の成果を最大化するための重要なツールです。 本記事で紹介したポイントを振り返ります。
- 必須7項目(報告日・訪問先・商談内容・結果・次回アクション・受注見込み・所感)を網羅する
- 結論ファースト・数字・ネクストアクションを意識して書く
- テンプレートを統一し、日報・週報・案件報告を使い分ける
- SFA/CRMやAIツールを活用して作成・共有を効率化する
フォーマットが定まれば、報告書の作成にかかる時間は半分以下になります。 まずは本記事のテンプレートをベースに、自社に合った営業報告書を整備してみてください。
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