
定例会議・意思決定会議・ブレスト・1on1・プロジェクト進捗・クライアント会議・研修・トラブル対応・取締役会・採用面接の10種類の議事録テンプレートを、書き方のポイント付きで紹介。会議の種類に合わせて使い分ければ、議事録の品質とスピードが劇的に向上します。
議事録テンプレートは「種類別」で使い分けるのが正解
議事録テンプレートを1種類だけ使い回していませんか?会議の種類によって記録すべき情報は大きく異なります。種類別テンプレートを用意するだけで、議事録の品質と作成スピードが劇的に向上します。
この記事では、ビジネスシーンで頻出する10種類の会議に対応した議事録テンプレートを、 書き方のポイント・記載例付きで紹介します。すべてコピー&ペーストですぐ使えます。
種類別テンプレートが必要な3つの理由
1. 会議の目的によって記録すべき情報が違う
報告会議では「共有された事実」、意思決定会議では「決定事項と根拠」、 ブレスト会議では「出たアイデア全部」が重要です。1つのテンプレートでは、必ずどこかの情報が漏れます。
2. 書く人の迷いが減り、スピードが上がる
「この会議では何を書けばいいんだろう?」という迷いは、議事録作成時間を2〜3倍に膨らませます。 種類別テンプレートがあれば、埋めるだけで完成するので初心者でも安心です。
3. 後から検索・活用しやすくなる
統一フォーマットで記録された議事録は、後から特定の情報を探すのが格段に楽になります。 「あの決定事項はどの会議で決まった?」を数秒で見つけられるようになります。
【テンプレート①】定例会議(週次・月次)
最も基本的なテンプレートです。進捗報告と次アクションの確認が主目的の会議に使います。
記載項目
- 会議名・日時・場所・参加者
- 前回アクションアイテムの進捗確認
- 各チーム・担当者からの報告
- 新たな課題・共有事項
- 決定事項
- 次回アクションアイテム(担当・期限)
- 次回会議の日時
ポイントは「前回のアクション進捗」を冒頭に置くこと。 これにより、やりっぱなしを防ぎ、会議の実行力が上がります。
【テンプレート②】意思決定会議
経営判断や予算承認など、重要な意思決定を行う会議に特化したテンプレートです。
記載項目
- 会議名・日時・参加者(決裁者を明記)
- 議題(決定すべき事項)
- 背景・経緯
- 選択肢とメリット・デメリット
- 議論の要点
- 決定事項と決定理由
- 反対意見・留意事項
- 次のアクション(担当・期限)
「決定理由」と「反対意見」を明記することで、後から「なぜこう決めたのか」を振り返れます。 監査やコンプライアンスの観点でも重要な記録になります。
【テンプレート③】ブレインストーミング会議
アイデア出しが目的の会議では、出たアイデアを漏れなく記録することが最優先です。
記載項目
- テーマ・目的
- 参加者
- ルール確認(否定しない・量を重視など)
- 出たアイデア一覧(番号付きで全件記録)
- グルーピング結果
- 優先度・投票結果
- 次のステップ(深掘りするアイデア・担当者)
ブレスト会議の進め方についてはブレインストーミング会議の進め方完全ガイドも参考にしてください。
【テンプレート④】1on1ミーティング
上司と部下の1対1の面談は、率直な対話の記録が大切です。 詳細すぎる議事録は心理的安全性を損なうため、要点のみの記録にします。
記載項目
- 日時・参加者
- 体調・コンディション
- 前回のアクション振り返り
- 今回の話題(業務・キャリア・悩みなど)
- 合意事項・アクション
- 次回の日時
1on1の進め方の詳細は1on1ミーティングの進め方完全ガイドをご覧ください。
【テンプレート⑤】プロジェクト進捗会議
プロジェクトのマイルストーン確認や課題解決を目的とした会議用です。
記載項目
- プロジェクト名・フェーズ
- 日時・参加者
- 全体スケジュールの進捗状況(予定 vs 実績)
- 各タスクの進捗(ステータス・担当・期限)
- 課題・リスク一覧(影響度・対策案)
- 決定事項
- 次回までのアクションアイテム
「課題・リスク一覧」を必ず設けるのがポイント。 問題を早期に可視化することで、プロジェクトの遅延を防げます。
【テンプレート⑥】クライアント・取引先との会議
社外との会議は、合意内容の証拠としての役割が強いため、特に正確な記録が求められます。
記載項目
- 会議名・日時・場所
- 参加者(社名・役職を明記)
- 議題
- 先方からの要望・質問
- 当社からの回答・提案
- 合意事項
- 持ち帰り事項(担当・回答期限)
- 次回の予定
社外との会議録は送付前に上長の確認を得るのがベストプラクティスです。 承認フローについては議事録の承認フロー5ステップを参考にしてください。
【テンプレート⑦】研修・勉強会
社内研修や勉強会の記録は、参加できなかったメンバーへの共有が主な目的です。
記載項目
- 研修名・テーマ・講師
- 日時・参加者
- 内容の要点(章・セクションごとに整理)
- 重要なキーワード・フレーズ
- 質疑応答
- 参加者の感想・気づき
- 業務への活用アイデア
【テンプレート⑧】トラブル対応・緊急会議
障害対応やクレーム対応など、迅速な判断と記録が求められる会議用です。
記載項目
- 発生日時・検知方法
- 参加者(対応責任者を明記)
- 事象の概要(何が・どこで・いつ起きたか)
- 影響範囲
- 原因(判明分)
- 対応状況・実施済みアクション
- 今後の対応計画(担当・期限)
- 再発防止策
トラブル対応の議事録は時系列で記録するのが鉄則です。 「14:00 障害検知 → 14:15 対策会議開始 → 14:30 暫定対応実施」のように、 分単位で行動を記録しましょう。
【テンプレート⑨】取締役会・経営会議
法的な記録義務がある取締役会や、重要な経営判断を行う会議では、形式の正確さと記録の完全性が特に求められます。
記載項目
- 会議名・回次・日時・場所
- 出席取締役・監査役(定足数の確認)
- 議長
- 報告事項
- 決議事項(議案ごとに賛否を記録)
- 議事の経過の要領
- 議長・出席取締役の署名欄
取締役会議事録は会社法で10年間の保存が義務づけられています。 保管方法については議事録の共有・保管ベストプラクティスを参考にしてください。
【テンプレート⑩】採用面接の記録
採用面接の記録は、評価の公平性を担保し、面接官間での情報共有を円滑にするために重要です。
記載項目
- 候補者名・応募ポジション
- 面接日時・面接官
- 質問と回答の要旨
- 評価項目ごとのスコア(技術力・コミュニケーション・カルチャーフィット等)
- 総合評価・所感
- 次のステップ(次回面接・オファー・見送り)
面接記録は個人情報を含むため、セキュリティに特に注意が必要です。議事録の情報漏洩を防ぐセキュリティ対策6選も確認しましょう。
テンプレートを社内に定着させる3つのコツ
1. テンプレートの置き場所を統一する
Google Drive・Notion・SharePointなど、社内の情報基盤に1か所にまとめて置きましょう。 「テンプレートどこだっけ?」を防ぐだけで、利用率が大幅に上がります。
2. 会議の種類とテンプレートの対応表を作る
「この会議はどのテンプレートを使えばいい?」と迷わないよう、会議名とテンプレートの対応表を共有しましょう。
3. AI議事録ツールと組み合わせる
AI議事録ツールにテンプレートを登録しておけば、会議の録音から自動でテンプレートに沿った議事録が生成されます。 手入力の手間がほぼゼロになり、定着率も飛躍的に上がります。
AI議事録ツールの選び方は議事録ツール比較8選をご覧ください。
まとめ
議事録テンプレートは「種類別に用意して、会議に合わせて使い分ける」のが最も効果的です。 今回紹介した10種類をおさらいしましょう。
- 定例会議(週次・月次)
- 意思決定会議
- ブレインストーミング会議
- 1on1ミーティング
- プロジェクト進捗会議
- クライアント・取引先との会議
- 研修・勉強会
- トラブル対応・緊急会議
- 取締役会・経営会議
- 採用面接の記録
まずは自社で最も頻度の高い会議から、テンプレートを導入してみましょう。テンプレートがあるだけで、議事録の品質・速度・活用度が劇的に変わります。
議事録の基本的な書き方から学びたい方は議事録の書き方完全ガイドもぜひご覧ください。
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