社内規程・労務2026-03-0611分

ハラスメント防止規程の作り方|2022年義務化対応と社内研修のポイント

ハラスメント防止パワハラ社内規程義務化社内研修

ハラスメント防止規程の作成方法を解説。パワハラ・セクハラ・マタハラの定義、相談窓口の設置、懲戒規定、社内研修の実施方法まで、法令対応に必要なポイントを網羅します。

2022年4月から、すべての企業にパワーハラスメント防止措置が義務化されました。 セクハラ・マタハラの防止措置はすでに義務化されており、 中小企業であっても「知らなかった」では済まされない状況です。

本記事では、ハラスメント防止規程の作り方から、相談窓口の設置、 懲戒規定の整備、社内研修の実施方法まで、法令対応に必要なポイントを網羅して解説します。

1. ハラスメント防止の法的義務

企業に義務付けられているハラスメント防止措置は以下の通りです。

  • パワハラ防止:労働施策総合推進法(2022年4月〜全企業義務化)
  • セクハラ防止:男女雇用機会均等法(すでに全企業義務化済み)
  • マタハラ防止:育児・介護休業法(すでに全企業義務化済み)

具体的に求められる措置は以下の4つです。

  1. 事業主の方針の明確化と周知・啓発:ハラスメントを許さない方針を明文化し、従業員に周知
  2. 相談窓口の設置:相談に対応できる窓口を設け、適切に対応できる体制を整備
  3. 事後の迅速かつ適切な対応:事実確認、被害者への配慮、行為者への措置、再発防止
  4. プライバシー保護・不利益取扱いの禁止:相談者・協力者が不利益を受けないことを周知

2. ハラスメントの種類と定義

パワーハラスメント

職場における優越的な関係を背景とした言動で、業務上必要かつ相当な範囲を超え、 労働者の就業環境が害されるもの。厚生労働省は以下の6類型を示しています。

  • 身体的な攻撃(暴行・傷害)
  • 精神的な攻撃(脅迫・暴言等)
  • 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
  • 過大な要求(業務上不要・不可能なことの強制)
  • 過小な要求(能力に見合わない程度の低い仕事を命じる)
  • 個の侵害(私的なことに過度に立ち入る)

セクシュアルハラスメント

職場における性的な言動により、労働者の就業環境が害されるもの。 「対価型」(性的な要求の拒否で不利益を受ける)と「環境型」(性的言動で就業環境が悪化する)があります。

マタニティハラスメント

妊娠・出産・育児休業等を理由とする不利益な取り扱いや嫌がらせ。 上司・同僚による制度利用の妨害や嫌がらせが該当します。

3. ハラスメント防止規程の構成

ハラスメント防止規程には以下の項目を盛り込みます。

  • 総則:目的、適用範囲、ハラスメントの定義
  • 禁止事項:パワハラ・セクハラ・マタハラの具体的な禁止行為
  • 相談窓口:窓口の設置、担当者、相談方法(対面・メール・電話)
  • 調査手続き:事実確認の方法、調査委員会の設置、調査期間
  • 措置:被害者への配慮措置、行為者への懲戒処分
  • 再発防止:再発防止研修の実施、職場環境の改善
  • プライバシー保護:相談者・行為者のプライバシー保護、不利益取扱いの禁止

4. 相談窓口の設置方法

相談窓口は形式的に設置するだけでは不十分です。実効性のある窓口運営が求められます。

  • 担当者の選任:人事部門から男女各1名以上を選任するのが望ましい
  • 外部窓口の併設:社内だけでは相談しにくい場合に備え、外部の専門機関(社労士事務所・弁護士事務所)への委託も検討
  • 相談方法の多様化:対面だけでなく、メール・電話・Webフォームなど複数の手段を用意
  • 担当者への研修:傾聴スキル、事実確認の方法、プライバシー保護について定期的に研修

5. 社内研修の実施ポイント

規程を作っただけでは不十分です。全従業員への研修で意識を浸透させましょう。

  • 管理職向け研修:パワハラの境界線(指導との違い)、部下からの相談への対応方法
  • 一般従業員向け研修:ハラスメントの定義と類型、相談窓口の利用方法
  • ケーススタディ:具体的な事例をもとにグループディスカッション
  • 実施頻度:最低年1回、入社時の研修にも組み込む
  • 受講記録:研修の実施記録と参加者リストを保管(行政調査時の証拠として)

6. AIでハラスメント防止規程を作成する

ハラスメント防止規程は法的要件を満たす必要があるため、ゼロから作成するのは大変です。 AIツールを使えば、最新の法令に対応したドラフトを短時間で生成できます。

📋 AI社内規程ジェネレーターでハラスメント防止規程を作成

会社の規模や業種を入力するだけで、AIが法令対応のハラスメント防止規程を自動生成。 相談窓口の設置から懲戒規定まで網羅した規程を作成できます。

無料でハラスメント防止規程を作成する →

まとめ

ハラスメント防止規程の整備は、法的義務であると同時に、従業員が安心して働ける職場環境を作るための投資です。 規程の作成、相談窓口の設置、社内研修の3つをセットで実施し、 形だけでなく実効性のあるハラスメント防止体制を構築しましょう。

まかせるAI BPaaS

ハラスメント防止規程の作成、AIにまかせませんか?

AIツールで効率化した業務を、担当チーム+AIがまるごと代行。 月額固定で、面倒なバックオフィス業務から解放されます。

無料相談する