採用・人事2026-03-0710分

給与相場の調べ方5選|採用競争力を高める報酬設計

給与相場調べ方報酬設計採用競争力人事

給与相場を正しく調べる5つの方法を解説。公的統計、求人サイト、エージェント情報の活用法から、採用に強い報酬設計のポイントまでまとめました。

求人票を作成する際に頭を悩ませるのが給与設定です。 高すぎるとコストが圧迫され、低すぎると応募が集まりません。 適切な給与を設定するためには、給与相場を正しく調べることが重要です。 この記事では、給与相場の調べ方と、調査結果を採用活動に活かす方法を解説します。

1. なぜ給与相場を調べる必要があるか

給与相場を把握しないまま求人を出すと、以下の問題が起こります。

  • 相場より低い場合:応募が集まらない、内定辞退される
  • 相場より高い場合:人件費が膨らみ、採用後の経営を圧迫する
  • 社内の公平性が崩れる:新入社員の方が既存社員より高給になるケースが発生

相場を知ることで、「この給与なら応募が来る」「この金額なら経営的に持続可能」 という判断の軸が持てるようになります。

2. 給与相場の調べ方5つ

方法①:求人サイトの募集条件を調査

Indeed、doda、リクナビNEXTなどで同じ職種・地域の求人を検索し、 給与レンジを10〜20件分記録します。最も手軽で実践的な方法です。

方法②:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

職種別・年齢別・都道府県別の平均賃金が公開されており、 公的データとして信頼性が高いです。e-Stat(政府統計ポータル)で閲覧できます。

方法③:ハローワークの求人統計

ハローワークインターネットサービスで地域・職種別の求人情報を検索できます。 特に地方の相場感を掴むのに有効です。

方法④:転職サイトの年収データ

dodaやマイナビ転職などが公開している「平均年収ランキング」や「職種別年収データ」は、 業界全体の傾向を把握するのに役立ちます。

方法⑤:人材紹介会社への相談

人材紹介会社は日々多くの求人・求職者を扱っているため、 リアルタイムの相場感を教えてもらえます。紹介を依頼しなくても、 相談レベルで情報を提供してくれる会社もあります。

まかせるAI BPaaS

ツールだけでは解決できない?「バックオフィス業務」おまかせください

AIツールで効率化した業務を、担当チーム+AIがまるごと代行。 月額固定で、面倒なバックオフィス業務から解放されます。

無料相談する

3. 調査時のポイント

給与相場を調べる際は、以下の点に注意しましょう。

  • 地域差を考慮する:同じ職種でも東京と地方では大きな差がある
  • 企業規模差を意識する:大手企業と中小企業では給与水準が異なる
  • 月給・年収・時給を揃えて比較:ボーナス込み年収と月給だけの比較は意味がない
  • 経験年数・スキルレベルを揃える:未経験者と経験者の相場は大きく異なる
  • 福利厚生も含めた総報酬で考える:住宅手当、退職金、休日数なども報酬の一部

4. 調査結果の活かし方

相場を把握したら、以下のように活用します。

  • 求人票の給与設定:相場の範囲内で、自社の予算に合った金額を設定
  • 給与レンジの提示:「月給25万〜32万円(経験・スキルにより決定)」のように幅を持たせる
  • 既存社員の報酬見直し:新規採用の給与が既存社員を上回る場合、社内の給与テーブルの調整を検討
  • 採用コストとの兼ね合い:給与を上げて直接応募を増やすか、エージェントに手数料を払うか、トータルコストで判断

5. 相場より低い場合の対策

自社の給与水準が相場より低い場合でも、以下の工夫で応募を集めることは可能です。

  • 給与以外の魅力を打ち出す:残業なし、リモートワーク可、有給取得率の高さなど
  • 昇給・キャリアパスを明示:入社後の昇給テーブルや評価制度を開示する
  • 手当を充実させる:住宅手当、家族手当、資格手当などで実質的な報酬を引き上げる
  • 裁量や成長機会をアピール:中小企業ならではの幅広い業務経験を強みとして伝える

ただし、大幅に相場を下回る場合は、採用難が続き結果的にコストが膨らむため、 給与テーブル自体の見直しを検討する方が得策です。

6. まとめ

給与相場の調査は、求人票の作成から内定承諾率の向上まで、採用活動全体に影響する重要なステップです。 求人サイトの調査と公的統計データを組み合わせることで、精度の高い相場観が得られます。 採用コスト全体の中で給与設定を最適化し、応募が集まる求人を作りましょう。